フィナンシェ倶楽部のロゴマーク

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Financier!

ブルターニュ地方の美味しさを伝えるフィナンシェ、見つけました。

お正月になると色んなお菓子がお年賀でも集まってきます。そしてこのフィナンシェもそんなひとつ。クラシカルな箱をパーッと開けると、そこには美味しそうな焼き菓子のアソートが詰められていました。

どこのフィナンシェ?ともう一度パッケージを見直すとなんと「ビスキュイテリエ ブルトンヌ」と書かれているではありませんか。そうブルトンヌといえば、その名の響きの通り「フランス・ブルターニュの古きよきおいしさを大切に」をキャッチコピーにしたフィナンシェ。

良質な乳製品の産地として知られる、豊かな海と自然に囲まれたこの地は、ゲランドの塩の産地でもあり、古くから良質なバターと塩を使った焼き菓子が有名で、そのお味を真摯に伝えたいというのが、コンセプトで、「外はカリッと、中は甘く香ばしいバターの香り」を基調にした味わいなのです。

ブルトンヌのフィナンシェは、あえてのオーバル型で、これによりプックリとした膨らみを出すことで、生地のおいしさをより感じてもらいたいのだそう。そこに焦がしバターと皮付きアーモンドプードルのコク深さで、香ばしさをしっかり閉じ込めて、毎日焼き上げるんですって。隠し味はもちろん、ゲランドの塩が素材の風味を一層引き立てるから、オープン以来人気No.1というからさすがです。

実はこの会社の本体は、かの「㈱エーデルワイス」さん。歴史を紐解けば、1966年神戸の尼崎で創業、たった7坪の小さなお店で、バタークリーム全盛の時代に、生クリームを使った生シューを作って売ったのが商売の始まりです。その後、ジャン・ジャックのご子息直伝のフランスパン作りを修業して、パン部門を立ち上げたり、1970年の大阪万博には「エーデルワイス」の名で喫茶・レストラン部門をスタートさせたり1978年には神戸北野に「アンテノール」をオープンさせたりと、関西ではこの会社を知らない人はいないくらいです。

そうして2011年、「ノワ・ドゥ・ブール」に続き「阪急うめだ」に「ビスキュイテリエ ブルトンヌ」が本店を構え、今回ご紹介するフィナンシェが誕生したというわけです。なんだか今一度、あらためて考えさせられる、フィナンシェの魅力と物語でした。